本スクールでは、「小学1~4年生」と「小学4年生からそれ以上の年齢」の二つで教育方針を分けています。

小学1~4年生での教育方針

※主にゲーム制作コースでの教育方針となります。

目的:プログラミングやゲームを通して、算数・言語能力・論理的思考力を身に付ける。

小学1~4年生では、プログラミングに必要な予備知識(算数・言語能力・論理的思考力)がまだ備わっていないと考えています。そのため、ゲームを通してプログラミングに触れたり、遊びの延長でプログラミングに触れて、算数・言語能力・論理的思考力を育むことを目的に授業を行います。

小学4年生からそれ以上の年齢での教育方針

※主にscratchコース、Unityコース、部活動コースでの教育方針となります。

1段階目の目的: 「自分の思い通りにプログラムを作る力」を身に付ける

自分の思い通りにプログラムを作るということは、例えば「テトリスを作りたいなと思ったら、ゼロから自分で仕組みを考え、プログラムを書き、完成させることができる」というレベルです。

実は、テキストやカリキュラムをただ進めるだけでは、自分の思い通りにプログラムを作る力は身に付きません。「習ったことを覚えて、使える」という力が付くだけで、思い通りに作るというレベルにはなりません。

自分の思い通りにプログラムを作るには、基本的な仕組みをできる限り正確に理解し、自分なりに考えて答えを出すという訓練を重ねる必要があります。

本スクールでは、基本の解説→考えて課題を解くという流れを繰り返し行います。

そのような訓練を繰り返し、 おおよそ100~200時間ほどかけると1段階目の目標が達成できると考えています。

週1回の授業だけでは3~4年、自習時間を確保できれば2年ほどで達成できる見通しです。

以上が第一段階の目標です。

2段階目の目的: 「他人が価値を感じるプログラムを作る力」を身に付ける

他人が価値を感じるプログラムというのは、他人の役に立つ・楽しませる、プログラミングコンテストで評価される、お金を払ってもらえるなどのレベルです。

自分が作ったものに評価を受け、改善するという経験を何度も積むことで、 「他人が価値を感じるプログラムを作る力」を身に付けることを目指します。

具体的には、ネット上に自分のゲームやプログラムを公開し、反応をもらい、改善する。プログラミングコンテストに挑戦し、評価をもらい、改善する。ゲームやアプリを販売し、売れ行きを分析し、改善する。などを行います。

制作→公開→評価→改善 →  制作→公開→評価→改善 →….(繰り返し)といった具合に訓練を積み、能力を向上させていきます。

以上が第二段階の目標です。

本当の力がつくプログラミングスクールを目指して

過去にプログラミング教室で働いていた経験から、用意されたカリキュラムやテキストを日程通りに実施するような授業内容では、本当の作る力は養うことは難しいと思い、現在の教育方針を作りました。自分で問題を解決するという経験を積ませる関係上、ほかの教室に比べ、生徒は大変な思いをしてもらうことになっています。もし、本当に作る力を付けたいという場合は、入会を検討していただけると幸いです。