難しい局面に対面したときの生徒が取る問題行動について

人間は、難しい局面に対面したときに、問題行動が露呈します。

本スクールでは、あえて難しい局面に生徒を立たせ、それを自分の力で解決させるような場面を多く作っています。(プログラムを自分の力で作れるようになるため)

その副産物として、生徒の問題のある面が表面に出ることが多く、人間観察が捗ります。

最近、いろいろとパターンが見えてきたのでまとめてみたいと思います。

よくあるパターン

助けてもらえるまで待つ

自分が動かなくても誰かが助けてくれるという態度をとるパターンですね。

問題を否定する

自分がこれを解決できないのは、課題側、先生に問題があるという態度をとるパターンです。問題を解決するよりも自身の能力を否定されることを回避しようとしている態度です。

やらなくてもいいと断定する

自分は、他のことが得意だから、それはやらなくて良いと妄信するパターンです。過度に自分の長所を信じているパターンです。

逃げる

大変だからやらないというパターンですね。モチベーションがない生徒に多いです。プログラミングは、自由意志で学ぶものだと思うので、モチベーションがなかったら無理にやらなくていいかと思います。

問題行動は日々の生活の中で育つ

これらの行動は、日々の生活の中で染みついた考え方や思考が原因となり発生します。

難しい局面にならないと露呈しない問題なので、簡単な学校生活(小学生)の日常では見られない、隠れた問題点とも言えるでしょう。

アドラー心理学によれば、幼少期の環境によってこれらの行動パターンが引き起こされるとされています。

親子関係と問題行動

子供がどの問題行動を取るのかは、親と子供の関係が大きく関わっています。

助けてもらえるまで待つパターン

例えば、子供と親の会話で、子供側が「はい or いいえ」の受け答えで済むような会話をしていると、 助けてもらえるまで待つパターンになることが多いようです。 極論、子供は「快」か「不快」かを表すだけで、物事が進むように錯覚してしまうからです。

問題が解けない→不快な仕草をする(黙るなど)→助けてくれる という間違った常識を持っています。

この場合、私は自分で行動を始めるまで待ちます。そして「自分で行動しないと進まない」と言い続けます。

問題を否定するパターン

怒鳴ったり、些細なことで怒る親がいる子供はこういったパターンになることが多いようです。

問題解決に行き詰まる→怒られるかもしれない→自分が悪くないことにしないといけない→問題側に責任があることにする。という思考回路を持っているようです。

こういう生徒は、問題を解決することよりも怒られることを回避することに一生懸命、頭を使っています。(おそらく無意識)

こういったパターンの生徒は、そもそも問題を解決することが重要だということを忘れてしまっています。まずはそれを思い出させてあげて、そして、今、自分がどういう思考に陥っているのか説明してあげます。私自身が怒るような人間でないことが分かれば、それだけで解決に向かうようです。

やらなくてもいいと断定するパターン

やらなくてもいいと断定する パターンの子供は、長所を過度に意識するような接し方を親にされています。

自分の短所の話をするときに長所の裏返しをわざわざ言ったりします。(面接対策みたいな感じ)

  • 長所 好きなことに夢中になれること
  • 短所 夢中になりすぎてしまうこと         みたいな

または、頭が良いから、運動はできなくてもいい。一つ秀でたところがあれば、そこを伸ばせばイイ。個性が大事みたいな。

そのおかげで子供は、自分の長所が、短所を消してくれるという誤った思い込みをさせられています。

それで目の前の問題が解決できるなら問題ないですが、最低限のハードルはあるでしょう。

長所が短所を無かったことにすることはありません。短所を指摘して、弱い部分を認めて、それを改善するために努力することもバランスの良い人間の成長に不可欠です。

そもそも長所も「現状の否定→否定の受容→訓練」で伸びるので、否定は必要です。

この場合、私は短所を認識させるために、数字で結果を出したり、他人と比べたり、客観的事実を使います。

これをまとめた感想

心理学の本、特にアドラー心理学系の本を数冊読むとなかなか理解が深まります。

問題行動の原因を理解すると、子供の行動に対する対策ができるかもしれません。

追記 ※これからは、改善が見られない場合、退塾を勧めて、他の専門家にまかせることにしました。理由としては、私がその分野の専門家ではないので、そこを素人考えで対処しようとするとトラブルに発展する可能性があるからです。専門家 → リンク