日本の教育システムとプログラミング教室の相性が最悪なことに気付きました。

本スクールは生徒のほとんどが小学生です。その中でも6年生が割合多めとなっております。

彼らは、来年には中学生になるわけですが、ご存知の通り、中学生になると生活リズムは一変します。

中学生になると塾と部活が始まる

具体的には、塾・部活が、学校生活にプラスされます。そうすると、どうなるでしょうか。

生徒たちは、プログラミング教室に行く時間が無くなり、さらに家庭には塾の料金が負担としてのしかかります。

結果、多くの生徒たちは中学生でプログラミング学習をストップすることとなるでしょう。

プログラミングを続けられるのは一握り

学習を続けられるのは、時間に余裕のある部活を選び、塾の料金を払っても経済的な余裕のある生徒か、塾に行く必要がない地頭の良い生徒くらいだと思います。

中学生になっても、プログラミングを続けたい生徒にとっては、なかなか厳しい状況になりそうですね。

(というか、プログラミングって教室に行ってても全員が習得できるものではないので、どんだけ厳しいんだって感じですね。)

scratchで終了したら、実用レベルには届かない

本スクールでは、プログラミング未経験者は、まずscratch(以下スクラッチ)での学習を始めます。スクラッチは、ビジュアルプログラミングというジャンルの専門知識がなくてもプログラミングを始められるものです。

スクラッチは、プログラムの基礎的な考え方を学んだり、思考力を鍛えたりするのには向いている反面、世の中にリリースされているアプリケーションやソフトのように実用的な商品としてプログラムを作成することはできません。動作環境がscratchのページ内にだけに限定されています。

もし、アプリストアで販売できるものやPC上で動く実用レベルのものを開発したいなら、本格的なプログラミング言語の習得が必須になります。(2020年の時点の話ですが、)

中学生くらいでやっと本格的なプログラミング環境に挑戦できる

本スクールでは、スクラッチで基礎をマスターした生徒は、unityという本格的なプログラム作成環境へと学習を進めます。

unityは、C#というプログラミング言語に加えて、数学的知識やツールの使用方法などを学習しないと満足に使用できないため、かなりハードルが高めです。

その環境に挑戦しはじめる準備ができるのが、個人的に中学生の後半あたりからだと考えています。

良いところで中断せざるを得ない可能性が高い

つまりは、「やっと本格的なプログラミングに挑戦できるぞー」というタイミングで、塾やら部活やらが始まってしまうということです。

これから本番というタイミングで学習を中断しないといけなくなってしまう可能性が高いわけですね。

というわけで、「日本の教育システムとプログラミング教室の相性が最悪なことに気付きました」というお話でした。

おまけ

このお話の残念なところは、プログラミングをやりたいと思った生徒に与えられた選択肢があんまりないところです。

だいたいの中学校は部活が強制ですし、受験勉強のために大量の時間をかけないといけないので、そもそも選択の余地がないんですよね。

親によっては、スポーツが一番大事と思っている場合もありますし、塾にほぼ毎日行かせるところもあります。月謝の問題もあります。

そういう諸問題とぶつからずに学習を進められる生徒はかなり限られるんじゃないでしょうか。

そんなこんなで日本では、「プログラミングは小学生の習い事」という認識がしばらくの間、続きそうだなーと考えています。

つまりまだまだプログラミング技術は、希少な技能として輝くということかも、、、しれません。