静岡県内のコンテストの最終結果が出ました。

先日、静岡県内のプログラミングコンテストで、一人の生徒が2次審査を突破し、最終審査会に進みました。

その最終審査会が10月18日に行われました。

結果は、小学生ソフト部門の最優秀賞となりました。県内の小学生のソフト部門では、1番を取ることができたんですね。

結果は↓のページからご覧になれます。本校生徒の作品は、ロケットタイピングという作品です。

第2回 ジュニアプロコン in 静岡 コンテストページ →https://shizuoka-diff.jp/

受賞作品で遊んでみよう

では、実際に受賞作であるロケットタイピングで遊んでみましょう。

スペースキーでスタートしますので、問題の通りタイピングしてください。

タイピングしていて、気持ちが良いですね。

考察

なぜ彼は、受賞することができたのでしょうか。結果が出た理由を考えてみたので書いてみたいと思います。

 

作品を評価する軸は、大きく分けて3つあります。①アイディア、②デザイン、③プログラムのレベルです。

これは、コンテストのページにも表記されています。

彼が受賞するに至ったのは、「この3つの評価軸を満たすプログラムの内容になっていた」ことに尽きるかと思います。

デザイン能力

彼は、デザインについてのこだわりが他の生徒よりも高く、プログラム内のスプライト(画像)を日々、自作し続けていました。

それらの積み重ねにより、自分が作りたい画面を自力で作ることができるようになっていました。

その結果、全体としてのデザインのクオリティが上がり、他の作品に比べ、まとまりがあり、価値を感じられるプログラムになったのだと思います。

絵を自作せずにゲームやプログラムを作ろうと思うと、フリー素材や元から用意されている絵を使うことになります。そうすると全体の統一感がなくなり、細かい調整や演出も出来ないためクオリティが低くなります。

性格

性格も作品づくりに多大な影響があったと思います。

まず、作品づくりは、多大なるリソースを必要とします。時間や精神力、体力がごっそりと持っていかれます。

つまり、めんどくさいです。めんどくさがり屋には、ハッキリ言って向いていません。

彼はめんどくさがり屋ではなく、手間を惜しまなかった。というのが良い作品を作れた要因1つだったと思います。

プレイ感覚のこだわり

ゲームやプログラムには、必ず自分以外に利用する人がいます。自分がやりたいことだけをしても、利用する人がつまらない・価値が無いと感じてしまっては、それらのプログラムは、価値が無い、と言っても過言ではありません。

彼は、プレイ感覚や遊んでいるときの爽快感にこだわって作品作りをしていました。

その結果として、単語をタイピングするだけでも、爽快感や面白さを感じられる作品に仕上がっていました。

まとめ

まとめると、手間を惜しまずにこだわって作品づくりをする性格を彼が持っていた、というの結論になるかと思います。